空梅雨かと思いきや、いきなり豪雨だったりと不安定な日が続きます。
気温が低い日でも湿気も多くじっとりと汗ばむこの時期。
院内はエアコンが効いていますが、それでも施術中は汗をかきます。
特に首筋は汗がたら~っと。
そこで院長は汗止めに手ぬぐいを活用しているのですが、この手ぬぐいが
本当に優れものなんです!
古くから使われてきた手ぬぐいは近年見直され、ギフト包装やタペストリーなど
いろいろなシーンでも使われるようになりました。
手ぬぐいの幅は反物の幅です。さらしの反物を長さ分で切って使いました。ですから手ぬぐいの
端っこは切りっぱなしなのです。この切りっぱなしにはちゃんとした理由があり、昔は下駄の鼻緒が
急に切れたりした時の応急処置として手ぬぐいを裂いて挿げ替えたりしました。その時に端っこが
縫っていては裂けませんものね。それと端が切りっぱなしであることによって、洗ったあとの
乾きがいいという利点があります。洗ったあと手ぬぐいを水を切るように思いっきり振ってみて
下さい。パンっといういい音がすると思います。端が縫われていてはこんな音は出ません!
当然、洗うとポロポロと糸が出てきますが、出た糸はハサミで切っていくうちに糸がほつれなくなり、
フリンジのようになっていきます。
施術中は汗でかなりびっしょりになるので院長は施術するごとに手ぬぐいを交換します。
ですから何枚も必要なのですが、使用後ちょこっと手洗いして干せばすぐに乾いてくれます。
タオルだとそうはいきません。手ぬぐいは薄く汗の吸い取りもよく速乾性の優れものというわけです。
⇐こんな感じで巻いてます。
中にはダムの断面図や、あのパピコアイスや
JRのスタンプラリーなどの、おもしろ手ぬぐいも
あります。
雑誌のオマケの手ぬぐい、企業のご挨拶の手ぬぐい、けっこういろんな手ぬぐいがありますが、
何と言っても手ぬぐいの良さをあらためて世に知らせたのは「かまわぬ」ではないでしょうか。
下の画像のは「かまわぬ」です。ジブリとコラボした
手ぬぐいも発売されています。
(ここだけの話ですが、院長は魔女宅のジジが大好きなのでこの手ぬぐいはもちろん、院長の物です。ちなみにマグカップもジジのイラスト付きです。)
手ぬぐいは使えば使うほど、肌馴染もよくなっていきます。
まあ、そこそこのお値段はいたしますが本染め手ぬぐいの良さは使えばわかります。
企業ものや、景品などの手ぬぐいなどはプリントものが多いです。本染めに比べて多少のゴワゴワ感は否めませんが、何度も洗っていくうちにだいぶ柔らかさが出てきますよ。
長持ちさせるためには手洗いがベストではありますが、本染め以外のプリントものなどはガンガン洗濯機で洗ったりしてます。でも乾燥機はNG!
注意点としてはプリント物はほぼ大丈夫ですが、本染めは最初のうち何度かは色落ちしますので他の物と一緒にしないことです。でも何度か洗っていくうちに色落ちも止まります。
ちなみに100均でも可愛い手ぬぐいが出回るようになりましたが、中国製でプリントなので使い心地はイマイチですが、可愛い柄も多いのでポーチなどハンドメイド作品に使っている人も多いようです。
昔からある日本の手ぬぐい、この夏ぜひ活用してみては?